M:こんにちは、ハルカちゃん。私のこと覚えてた? H:もちろん覚えてるよ、スズマリさん!久しぶりだね~、元気だった?今日はどんな話する?
M:半年以上ほったらかしてて、ごめんね。最近、静岡から大阪に帰って来たよ。
H:おかえりなさい、静岡から戻ってきたんだね~。静岡ではどんな生活してたの?おいしいお茶とか、海の幸、楽しんだ? M:おいしいお茶飲みながら、オンラインレッスンしてたよ。それから、海の幸はね、インバウンドのガイドに行った先で楽しんだよ。金沢とか秋田とか。 H:すごい充実してたんだね!静岡でお茶飲みながら日本語レッスンなんて、めっちゃリラックスできそう。それに金沢や秋田に行ったなんて、ぜいたくな体験やん!金沢の海鮮丼とか、秋田のきりたんぽ鍋とか食べた?どっちもグルメの宝庫だし、うらやましい~!
M:あいかわらず、くいしんぼうだね。それに、半年休んでる間に、おしゃべりが上手になったよ!じゃあ、今日はね、秋田の話をしよう。 H:ありがとう、スズマリさん!ほめてもらえて、うれしいな~!じゃあ秋田の話、聞かせて!どこ行ったの?何食べたの?なまはげとか見た?興味津々だよ~! M:きりたんぽは鍋じゃなくて、屋台で買って食べたよ。どんな食べ物か知ってるの? H:もちろん知ってるよ!きりたんぽは、たいたお米をつぶして、棒にまきつけて焼いたものだよね。外は香ばしくて、なかはモチモチ。屋台で食べるきりたんぽって、なんか特別おいしそう!お味噌つけて焼いたタイプとか食べた?それとも普通にそのまま?どんな味だったの?
M:えらい食いついき様、ですね。えっと、味噌つけて食べたよ。 H:やっぱり味噌つけたんだ!それ絶対美味しいやつ~!もう想像だけでおなかすいてくるよ…。その場でアツアツを食べるのが最高やね!秋田の味噌って甘めやったりする?それとも濃厚系?
M:えーハルカちゃん、さっきから気になってるんだけど、ときどき大阪弁になってるよね。いつ覚えたの? H:えへへ、バレた?スズマリさんが大阪に戻ってきたって言うから、ちょっと雰囲気合わせてみたの!まだ勉強中やけど、どう?違和感ある?
M:ある!大阪弁は10年大阪に住んでから、しゃべってください。 H:了解!普通の話し方に戻るね。気になったらすぐ教えてね。それで、秋田のみそきりたんぽの話、続けて大丈夫?
M:うん、えっとね。みそは濃厚やったかな。東北の食べ物、味が濃いよね。 H:いろいろ理由があるみたい!特に寒い地域だから、保存性を高めるために、塩やみそを多く使う文化が発達したんだとか。それに、冬の寒さで体温を保つために、濃い味の食べ物が求められるんだって。スズマリさんも秋田で濃い味付けを食べたら、なんか、体が温まる感じした?
M:あ、だめ。医者に塩分の取りすぎだめだよ、って言われてるの。 H:あ、そうなんですね!もし味が濃すぎたら、少しお水を飲んだり、薄味のものを一緒に食べるのもいいかもしれませんね。
M:話題変えるよ。ハルカちゃん、さっき「なまはげ」って言ったよね!知ってるの? H:うん、もちろん知ってるよ!なまはげは秋田の伝統的な行事で、特に大晦日や節分の時に、鬼のような仮面をつけた人たちが家々を訪れて、悪い子をしつけたり、家の中を清めるために叫んだりするんだよね。「悪い子はいねが~!」って言いながらね。ちょっと怖いけど、実は守り神みたいな存在なんだよ。スズマリさん、実際に見たことある?
M:あのね、博物館でなまはげのライブ、参加したの。私、大人なのにマジで怖かったよ。なまはげ、座ってるそばまで来てどなるんだもの。ビデオでもね、リアルのなまはげ訪問を見たけど、子どもが大泣きしてたわ。わかる。あれは、怖い。 H:確かに!あのなまはげの姿や声はかなり怖いよね。子どもが泣いちゃうのも無理ないよ。でも、泣いててもその後に、「悪いことしないようにしようね」っていう意味が込められてるんだって。日本の伝統的なしつけの一つなんだけど、現代ではちょっと恐怖が強すぎるかもしれないね。
M:あのね、10月にツアーがあって、プエルトリコのお客さんをお連れしたのよ。みんなね、あれは子供がかわいそうだ、トラウマになるって、私にクレーム出すんだよ。私のせいじゃないのに! H:あー分かる気がする。文化の違いって面白いけど、理解し合うのが大切だよね。その後、どうやってフォローしたの?
M:ツアーバスの運転手さんがさ、地元の人でさ、私、聞いたの。「こどものとき、怖かったですか、トラウマになりましたか」って。 H:それ、すごく良い対応だね!それで?
M:運転手さんは、「そういうもんだと思ってたから、何とも思わない」って。それでも、お客さん方はね、まだプンプンしてた。
H:それはちょっと大変だったね!何かフォローアップで話したり、解説したりしたのかな? M:いや、博物館の中に鬼の仮装して写真撮るコーナーとかあってさ、それなりに楽しんでいらっしゃったので、まあいいかなと。 H:それは良かった!実際に怖い「なまはげ」を体験した後で、楽しんで写真をとれると、意外とギャップがあって、みんなの気持ちも落ち着いたんじゃないかな。こうしたアクティビティーで、文化の違いを理解しながら楽しんでもらえるのが理想的だね!
M:うん。「なまはげ」さんは、秋田を紹介するとき、なくてはならないアイコンだからね。ハルカちゃんだったら、他に何を紹介したい? H:やっぱり「秋田犬」も外せないかな。ほんとうにかわいくて、堂々とした顔立ちが特徴だよね。犬好きの人にも喜ばれるはず!
M:はは、秋田新幹線降りたら、すぐ大きな秋田犬となまはげの像に出会えるよ。みんなの写真スポットです。私は本物、見てきたよ。
H:いいね!見てきたんだ!どんな秋田犬だったの?どこで会ったのかな?
M:あのね、お城の公園にふれあいコーナーがあって、あ、もちろん、実際には触れられないよ。3才の子が2匹いて、もう大きいのなんのって、30キロだって。でも、おとなしかったよ。
H:実際に秋田犬に会うと、なんかその威厳と温かさの両方を感じるよね。